娯楽番組としてのスポーツ中継


先日より毎年恒例のワールドグランプリが始まっている。昨日現在、キューバ、韓国に連勝し好調なスタートを切ったようだ。今ブラジルと第3戦の最中である。今日もなにやら派手な演出と無粋なアナウンサーの絶叫により、仰々しく放送されている。何とかというアイドルグループがわけも分からず応援席に陣取っている。おそらくプロモーションを兼ねているのであろうが、“コメンテーター”として出演している。一体これは何の番組なのだ?どうしてこんなに派手派手しく、娯楽ショーのように演出だらけになってしまったのか?結局金の問題なのか?何とか盛り上げて視聴率を稼がなくちゃという…・・・。
一番気に食わないのが、テレビ放送の妨げになるからという理由で、旧来のサーブ権制を廃してラリーポイント制を導入したり、テクニカルタイムアウトと称して定期の中断時間を設け、ちゃっかりコマーシャルフィルムを確実に流すなど、まるで放送局の都合で肝心要の競技ルールさえも変えてしまおうという風潮である。ルールを変えてしまうと競技そのものが大きく変ってしまう。だからその変更には慎重に臨まないといけないのにネ。全くどいつもこいつも金・金・金だ。ひょっとしたら番組を盛り上げるために、ゲーム展開にも演出がはいっているのかもしれないななどと勘ぐってしまう。これではもうスポーツ番組ではなくバラエティー番組だよねぇー。
こんなことを思いながら見ていると、どうもスポーツに熱中できないし、あまり面白くもない。だからもう見たくないなどと意地を張ったりしてみたりしている。何ともはや情けないことで…・・・。