近代デジタルライブラリーについて

4月にたまたま国立国会図書館のHPをのぞいたところ、面白い頁を見つけた。ホームの頁にある『電子図書館の蔵書』に入ると、『近代デジタルライブラリー』の入り口がある。ここには明治・大正期に出版され、著作権の切れた*1書物がPDF形式で整理・公開されている。4月4日現在、127000冊を収録しているという。データベース化されているので、どんな書物があるのかすぐに調べられる。またダウンロードも操作方法が直感的にわかりやすく、マニュアル無しでも誰もが操作できるだろうと思う。*2
試しに自然科学の一部分を見てみたら、当時の有名人*3による著作が目白押しだ。また当時の小学校の教科書やその他教育用の教材なども豊富でいろいろ読んでみたいなと思うものが多数ある。当然ながら人文、社会関係の書物も多く、『資料の宝庫』という感じがする。当局では国会図書館の所有する資料で著作権の切れたものは分野を問わずどしどしここで公開していく方針という。これは見逃せないサイトだなと思っている。
この方面に関心がある方はぜひ散策がてら訪れてみてはと思う。

*1:著者の死後50年が経過した

*2:但し1つ1つのデータ容量が大きく、ページ数も膨大になるので、処理能力の高いPCと通信環境が必要

*3:私が注目するのは、鈴木梅太郎高峰譲吉、池田菊苗、丘浅次郎、石川千代松など