数え方の辞典


数え方の辞典
【タイトル】  数え方の辞典
【著者】    飯田朝子
【出版社】   小学館
【発行年月日】 2004年4月1日
【版型 頁数】 A5版 398頁
【版 刷】   初版 8刷
【ISBN】    4095052015
【価格】    2310円

【コメント】
国語審議会の漢字使用の取り決めや送り仮名、「ず」と「づ」の使い分けなどの指針は、藤原定家の時代から戦前まで用いられてきた日本語を大きく破壊するものであるように思える。「ず」と「づ」の使い分けなどは、本来きちんとした論理的裏づけがあっての決まり(一種の文法)があったわけであるが、世の中がこの使い分けについてルーズになってきたからといって、国語学者が中心の国語審議会がこれを容認、助長するような指針を出すこと自体が理解できないことである。また主に製造業を中心として産業界からも日本語の簡略化が要望されていると聞く。一体全体どこまで日本文化を壊していくのか?と大上段に構えると話が長くなるので・・・。
日本語本来の言葉として数え方にもいろいろな単語が使われてきたが、最近になってこの辺もルーズになってきているように思える。正しい日本語を使わなくてはいけないと思い、数え方の辞典を購入した。実は最近になるまでこんな辞典があると知らなかったのだが、先に紹介した、日垣隆・「使えるレファ本150選」・ちくま新書ISBN:4480062823。これからは「数え方」にもこだわった文書を書き、会話するようにしたいと思っている。