阪神電鉄株の行方や如何に

 昨日の報道によれば、なんと村上ファンドの買い占めた阪神電鉄の株式を阪急電鉄グループが買取る話がすすんでいるという。正直驚いた。両者は大正期の創業以来『犬猿の中』、『水と油』の関係であったのだから。路線開発の争い、周辺土地買収、中学野球(当時)の主催・開催場所の争いなど何度となく裁判でも争っている。今では経営規模・ブランドイメージ・電車のスマートさなどで阪急グループが圧倒的な差をつけてしまったが、戦前まではまさに互角の争いをしていたらしい。戦後の成長期に決定的な差がついてしまったが・・・。この間、阪神グループで勝っていたのはプロ野球の球団ぐらいだろうか?阪急ブレーブスだって2リーグ制になってからの優勝回数でいえば勝っている。阪神タイガースが圧倒していたのは人気度と観客動員数ぐらいだろう。
 そんな仲の両者だけに今回の報道にはびっくりである。いったいどんな結論になるのだろうか?