日本のサッカーは強くなった


サッカーワールドカップドイツ大会、日本代表チームは今日朝方のブラジルとの試合に1−4で敗れ、最下位で1次リーグ敗退となった。2位で決勝トーナメント進出を狙っていた目論見は無残にも砕け散った感がある。残念ではあるがまだまだ世界の一流国との差は大きいのかもしれない。何が違うって?やはり体力だろうと思う。それも走力や瞬発力といった体力ではなく、一言で言ってしまえば、 “スタミナと当たりの強さ”である。
私はサッカーについては全くの素人だが、その私にも指摘できる点がこの2つだ。スタミナの無さについては説明するまでも無いだろう。第一試合、豪州戦の最後の8分間が全てを物語っている。これだけの時間を持ちこたえられない。この時、既にガス欠状態だったのは明らかだ。よれよれ状態で1−1の同点に追いつかれてからはもはやどうにも体が動かない、そんな様がテレビからも見て取れた。だからもっとスタミナの付くトレーニングをしなければそもそもサッカーの試合にならないではないか。
もう一つは、当たりの強いサッカーをする欧州系の選手と一対一で当たった場合、日本選手が必ず弾き飛ばされる、そんなシーンばかりが目に付いた。ペナルティエリアに入った時点で殆どの場合、当たり負けしてボールを奪われ、シュートさえ打てない。キープする技術が無いわけではなく、結局“体の強さ”が劣っているのだと思う。当たりの強さを磨くには、当たりの強い環境で揉まれるしかないだろう。だからもっと欧州のサッカー界に出かけていって修行しなければいけないと思う。才能のある若い選手達がもっと多数欧州でプレーする機会を作っていくことが今後の強化に繋がると思う。
あと一つ言いたいことがある。『シュートが下手だ』ということ。少ないチャンスだからこそ確実に枠の中に蹴りこまなければいけないのに、絶好のチャンスにも枠をはずす、GKの正面をつく、足にジャストミートできないなど情けないシーンが多い。この辺はもっと練習しなさいというしかない。
結局アジアチャンピオンといいながら世界ランキング44位の豪州のやられてしまった。その辺が妥当な実力なのだろうと思っている。