7月9日付け朝日新聞朝刊から


■官邸強気 中ロ牽制 −北朝鮮制裁案 欠席・棄権狙う
昨日あくまで採決に持ち込むと決意した日本はいろいろと駆引きしているようだ。中ロに対しては、6カ国協議の議長国、サミットの議長国としての毅然とした態度を求めており、本音は欠席・危険してくれることを期待しているようだ。いずれにしても従来のバランス感覚と気配りのの外交と評価されてきた日本に対して、今回は強気で押しまくろうと言う気概があると受け止められている。結構なことだ。10日にも採決があるがその結果や如何に?
この北朝鮮問題に関する記事多数、しかし結局この採決が最重要のポイントだろう。
■ネット書店本「延命」 巨大倉庫が本棚のかわり −売れなきゃ絶版今は昔 
これまでなら絶版になっているはずの本が、突如売れ出す「スパイク」現象がネット書店で起きているという。アマゾン、イーホン、紀伊國屋書店など大手ネット書店の巨大倉庫がその秘密の鍵だ。本の寿命が延びるのは著者・出版社にとっても、読者にとっても結構なことだと思う。
05年度は全体の3%に相当する600億円の売上があったと言う。なるほど今風の商売であるなと思う。確かにこれら大手のデータベースはよく出来ている。目的の本だけでなく、関連書、類似本のデータも付いてくるので、関心のある分野、著者、特定のキーワード、出版社などを入力するだけで誰でもほしい本が探し出せる。あとは注文ボタンを押して、自宅まで届けてもらうなりして手にすることができるわけだ。結局本を探し出して、注文・入手する手間が従来の店舗売りと比べて格段に簡単になった。だから私も8割方はネット書店で購入している。但し現物を見ずに購入するということになるが・・・。*1また、さあて本でも眺めてみるかと書店の本棚を順番に見ていくというような“楽しみ”は無くなってしまったが・・・。更にはこの反動で、昔からある、横丁の小さな本屋さんは経営難でどんどん廃業している。そのうち実際に本が並んでいるのは1部の大型書店のみということになりそうだ。ここでも業界再編が進んでいるということだろうか?

*1:この点は出版社のHPが充実してきたので、こちらで必要情報をカバーできる場合が多い。