俳句大歳時記 夏  


角川俳句大歳時記「夏」
【タイトル】  俳句大歳時記 夏  
【編集】    角川学芸出版
【出版社】   角川書店
【発行年月日】 2006年5月31日
【版型 頁数】 A5版 755頁
【版 刷】   初版1刷
【ISBN】    404621032X
【価格】    3780円
【コメント】
待望の大型企画、角川書店創立60周年記念出版、『俳句大歳時記』全5巻のうちの第1回配本、夏編である。夏の期間は旧暦にちなみ、立春から立秋の前日まで。夏の季語を時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物の七部に分類してある。それぞれの季語には季語解説、考証、例句を示してある。用例をもっとたくさん知りたいのと基本的な季語の解説が読みたくて購入した。なお第2回配本『秋』は七月刊、以後隔月で残り3巻を出版の予定。
これまでに幾つかの歳時記、季語集を集め参照してきたが、本書が最も詳しい内容の解説書だと思う。当然ながら俳句を詠むための指南書、参考書でもあるので、例句も豊富に集めてあり、ちょっとだけ俳句を齧っている私などにも大変に参考になる。
歳時記というと、動物や植物の図絵がつきものだが、残念ながら本書は活字主体で編集されているため図絵は含まれていない。この内容で植物などの美しいカラー写真が挿入してあれば完璧な決定版になっていたものと思う。角川書店ではかつて、『図説俳句大歳時記・全5巻』を刊行しており、これの再編集版のようだ。俳句関連出版で定評のある角川書店ならではの本であると思う。この本を参考にして更に俳句のセンスを磨き、もっとマシな句を捻りたいと思っている。そして10年後には『風流の人』、『俳人寿限無』が誕生しているかも・・・・・・。
【目次】
省略