7月28日付け朝日新聞朝刊より


今日も暑かった。いよいよ来週2日にも梅雨明けらしい。ただ気温自体は平年を下回っているのだろうと思う。冷夏の影響が心配される。
■安全性いぶかる市場 米産牛肉の輸入再開発表
いよいよ輸入を再開することになった。米国の圧力に抗しきれなくなった模様だ。狂牛病からの人への感染、クロイフェルトヤコブ病(以下CJDと略す。)の発症が心配されている。安全性を確保できるような体制が米国内で確立されているのか不透明な点を残したままの見切り発車となる。
もともとCJDは100万人に一人の珍しい病気なので、それほど深刻にならなくても良いと私は思っている。他にもっと危険な食物や汚染物質はたくさんあるだろう。例えば残留農薬が法定値よりもはるかに高濃度の野菜、発ガン性物質の蓄積した魚、抗生物質が多量に含まれる魚、鶏、卵など。またガンや交通事故で死ぬ確率の方がはるかに高い。
日本人は欧米人に比べると畜産製品を食べる量がはるかに少ないという事実もある。だからCJDの発症率もはるかに低くなるはずだ。だからそれほど深刻になることも無いと思う。
そんな阿呆なと言われる方もあるだろう。だから輸入牛は食べないという方針を貫くのもいいだろう。消費者個人が何を選ぶのかは全くの自由なのだから・・・・・。
■消費増税争点化 総裁選へ谷垣氏最低10%
これもいよいよ現実のものとなりそうだ。消費税というしくみ自体が際限なく増税できるようにという意図を内在しているように思う。最初導入されたときは3%だった。10%になれば3倍以上の値上げだ。こんな暴挙を許してはいけないと思う。最近は左翼勢力の衰退が甚だしく、これに抗する力になりえないだろう。なし崩し的に増税が決まるというのは何とも避けたいのだが・・・・・・。
結局いつもながら歳出の低減があまり議論されていないのが大きな問題なのだ。政治システムをもっと合理化できると思うし、必要な金を減らすことも可能だ。増税無しの政治改革、行政改革の議論をもっとしなければいけない。そのためにはまず選挙、これが一番効果的だ。消費税値上げ反対、行政改革推進を掲げる人に1票を入れるという選挙民の態度が最も大事だと思っている。
出生率1.25 なぜ大変
出生率の減少に歯止めが掛からない。人口が減少し始め、老人の割合が増える。年金制度の破綻も心配だ。いろいろと皆さん心配しているようだ。だが上手い解決策は無いだろうと思う。
働く女性が増え、社会的な援助システムも不備であるため、仕事と出産・育児の両立が難しいから、子供を産まないということなのだろうか?私はそれもいいだろうと思っている。人口はどんどん減ればいい。労働力も減るから日本の生産力も下がり、国際競争力が低下する。日本はどんどん貧しくなる。何を持って“貧しい”というのかが一番重要なのだけどね。
世界の東端の小さな国である。どういうわけかソ連・中国・北朝鮮日本海・太平洋への玄関口に位置するため、その道を塞ぐ“壁”として重要なので、米国もその位置付けを高く掲げ、それなりの発展に努力してきたといえる。しかしどう見ても我国が世界の最先端を走らなければいけないということは無いのだ。“極東の小国”を堅持する方が得策だと思われる。だから人口を減らして、食料など重要な生活物資の大部分は自国内で賄える体制を再構築した方がいいのだ。グローバルな富を競い、金を蓄えるより、地道に『自立』の道を歩む方が人間らしくて良いと思うのだが・・・・・・。
だからこの少子化問題に絡めて、日本の将来あるべき姿、目指すものは何かについてもっと議論を深めることが必要と思う。